安全性の向上
― 安全性の更なる向上を目指して ―
check 01対面点呼で安全確認
事故ゼロ。故障ゼロ。
安全快適なバス旅を提供するために。
点呼は毎日の安全運行を実現する上で欠かせない確認の場です。事故ゼロ、故障ゼロ、安全快適なバス旅を提供するために私達は重要な位置づけであると捉えています。
運行管理者は同じことの繰り返しは慣れと同時に油断が生まれることを自覚しています。点呼台に立ち、キャプテンには「安全運転を実現するために本日の個人目標は…」と問います。これは安全を具体的に考え行動することに繋がっています。危険の予測は考える運転です。
常に先を見通す観察力と状況判断力に直結します。運行ルートは同じでも毎日道路状況は変わります。慣れによる油断を戒め、常に緊張感を持った運行となるように「いってらっしゃい」と大きな声で社員全員から声が掛かります。キャプテンも「行ってきます」と返事を返し、安全運行への士気を高めています。
check 02アルコールチェック
飲酒運転に関わる学習の場を設け、
飲酒が及ぼす人体への影響について学習を行っています。
堀川観光バスでは出社時、退社時に飲酒チェックを全社員に義務づけています。
また、宿泊先でも飲酒チェックと運行管理者への報告を義務化しています。昨今の新聞・ニュースでは未だに飲酒運転による悲惨な事故が後を立ちません。私達がお手本となって飲酒運転を撲滅することが重要です。気持ちの緩みがミスを招くことから飲酒チェックが形骸化しないよう、飲酒運転に関わる学習の場を設け、飲酒が及ぼす人体への影響について学習を行っています。飲酒量とアルコールの体内処理には個人差があることを自覚し、過度の飲酒とならないようにセルフコントロール力を高めています。また、自分自身が飲酒運転撲滅の伝達者となって家族は元より知人や友人に至るまで、飲酒運転撲滅を浸透させることを推進しています。
check 03日常点検・車両整備の徹底
お客様の安全快適なバス旅のため、
キャプテンが責任をもって点検を行なっています。
バスの安全点検は法令によって定められており、日常点検と定期点検があります。日常点検は毎日のバス運行に際して行われる車両チェックで、必ず出発前に行なわれます。お客様の安全快適なバス旅のため、キャプテンが責任をもって点検を行なっています。もし異状箇所が発見された場合は安全なバスと入替えを行い、国家資格を持った自社の整備管理者が修理対応を実施しています。定期点検は3か月に1回、12か月に1回(法定点検)整備士が実施しています。さらに、堀川観光バスでは、独自の社内規定に基づき1か月に1回、バスの安全点検及びメンテナンスを行なっています。
check 04健康管理
健康管理はお客様への「優しさ・思いやり・ハンドルを握る者の使命」
であると考え安全運行につなげています。
社員の健康については定期的な健康診断はもとより、気軽に健康相談が受けられるよう産業医を雇っています。また、定期的に睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査を実施している他、脳のMRI検査を実施しています。健康維持には生活習慣に基づく自己管理の徹底が重要であると考えます。特に、安全運行を担うキャプテンは運転中に体調不良が発生すれば大きな事故へと発展しかねません。近年はセルフメディケーション(自己治療)が注目され、世界保健機関(WHO)の定義では、「自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされています。お客様の命を預かる当社のキャプテンは、自分の体を他人任せにしないことが安全運転の基本であることを自覚し、健康管理はお客様への「優しさ」「思いやり」「ハンドルを握る者の使命」であると考え安全運行につなげています。
check 05運行管理の高度化対策
ドライブレコーダー・デジタルタコグラフにより
ハード面での安全対策を強化しています。
ドライブレコーダー及びデジタルタコグラフは安全快適なバス旅の実現を図るため、平成24年より全車に導入しています。トラブル発生時の素早い対応のみならず、映像やデータをキャプテン、キャストで共有して運転マナー向上並びにサービス向上に向けて実施している研修の場に役立たせています。また、個々のスキルアップにも活用されており、安全運行への限りない追求はもちろんのこと、キャプテンは全ドライバーのお手本となることを目指し学習を重ねています。キャストは笑顔とまごころでのおもてなしができているか自己チェックを行い、クルー全員で安全快適なバス旅提供に結び付けています。